ホテル オークラ東京
チーフコンシェルジュ
濱﨑 統氏
世界に誇れるコンシェルジュ文化をグループホテルに根付かせたい
コンシェルジュになることを
目指しホテルオーラ東京に就職
意外にもホテルオークラ東京に“コンシェルジュデスク”という名称が設けられたのはわずか4 年前、2011 年4 月のことだったという。そんな“コンシェルジュデスク”誕生の立役者の一人が濱﨑統チーフコンシェルジュだ。
濱﨑氏が学生時代、ホテルへの就職を目指したのは、実はコンシェルジュという仕事に魅力を感じていたことが理由だったという。得意の英語を生かした仕事を求めて就職活動をしていたときに見つけたのがこの職業だったそうだ。ホテルオークラ東京に入社後は、ベルデスク、レセプションクラーク、宿泊予約などさまざまな部署を経て、入社9 年目に念願のコンシェルジュへの道が開けた。
「当時はホテルオークラ東京にはコンシェルジュという部署はなく、総支配人室のゲストリレーションズがその役割を担っていました。この部署に配属されたときは、夢に見ていた仕事なので本当にうれしかったですね。自分自身の知識の面で足りないところはあると感じつつもやりがいを感じていました。
しかし、海外からのお客さまはコンシェルジュデスクはどこですか、とたびたびお尋ねになります。ホテルに“コンシェルジュデスク”があることがお客さまにも安心感を与えるのではないかと考えるようになりました」
そこで濱﨑氏は、“ゲストリレーションズ”という名称を改め“コンシェルジュデスク”にすることを提案。開業50 周年を控えて、新たな取り組みが受け入れられやすかったことも重なり、この提案が受け入れられたのだ。