帰省などの国内移動やインバウンドで外食需要は堅調
12月は雨天少なく天候に恵まれたうえ、年末年始が例年より長い連休で、年末帰省などの国内移動や単月で過去最高となる訪日外客数により外食需要は好調、外食全体の売上は前年比106.6%となった。一方で、仕事納めが27 日となった曜日周りにより、オフィス立地の飲酒業態などの売上はほぼ横ばい。
ファーストフード業態(FF)は全体売上106.5%。「洋風」は、クリスマス商品の訴求により需要堅調で、売上101.7%。
「和風」は、高単価の海鮮メニューが好調で売上114.8%。「麺類」は、期間限定サイドメニューなどが売上に貢献し、115.9%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、価格改定による単価上昇で「持ち帰り米飯」の売上は確保されたが、「回転寿司」では逆に客数減で、売上101.9%。「その他」は、「アイスクリーム」がクリスマス用アイスケーキの売れ行き好調で、売上は107.8%。
ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上107.8%。FRは、全般的に帰省などによる年末需要が旺盛で、「洋風」は、半額クーポンなどのお得なキャンペーンで集客 する一方で年末向け高単価メニューを打ちだすなどにより、売上106.4%。「和風」は、期間限定の食べ放題キャンペーンなどが集客増に貢献し、売上111.6%。「中華」は好調で、売上112.1%。「焼き肉」は、土日数が少ない曜日周りが影響し、売上は102.8%。
飲酒業態は、全般的に忘年会の事前予約が好調で、帰省客で賑う店もあったが、売上はほぼ横ばいの101.0%。
ディナーレストラン業態は、引き続き好調のインバウンド需要、帰省などによる年末需要も堅調だったが、インフルエンザの流行等で、売上は104.6%。
喫茶業態は、価格改定による客単価の上昇に加え、年末が長期連休となりターミナルや観光地立地の店が好調で、売上108.0%。
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