高松市/栗林公園
JR 高松駅から車で7 分、Jr 栗林公園駅から徒歩15分のところにある。江戸時代初期に築庭された回遊式大名庭園である。明治8年に県立公園として一般公開を開始した。その後昭和28 年に国の特別名勝に指定された「歴史公園」である。広さは75 万ha で、文化財公園としては日本最大の大きさである。当公園は、南庭と北庭で構成されている。南庭は、江戸時代初期の大名庭園の姿を今日に伝えている。北庭は、檜御殿が建ち、鴨場であったが、大正時代に近代庭園に改修された。本園の前身であった「栗林荘」は、高松藩主の松平家11 代の国もとの下屋敷として228 年間使用された。第5 代の藩主、松平頼恭が「名所60景」を指定し、作庭が完成した。
「名所60景」は現在は南庭に46 景、北庭に4 景、合計50 景が残っている。当公園には、大きな池があることが特徴で、庭園の2割の広さを占める。水源は公園の南東の隅にある「吹上」と呼ぶ地点から湧き出ており、浅い小川となって池にそそいでいる。年間の利用者は70 万人をこえている。
面積は全国最下位
香川県の面積は1876.9㎢で全国47 位と、大阪府より小さく、全国最下位である。人口は94.9 万人で全国38位。秋田県より大きく、富山県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は11.6%、15~64歳の生産年齢人口は56.5%、65 歳以上の老年人口は31.9%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は2.6 兆円で全国37 位。一人当たり所得は276.6万円であり、全国で島根県に次いで28 位となっている。
産業別構成比をみると、第1次産業は1.4%、第2次産業は25.4%、第3 次産業は73.2%で、全国平均と比べると第3次産業比率が高い。工業出荷額は3.1兆円で全国31位、人口当たりは321.2 万円で全国20 位となっている。
ホテル旅館数の伸び率は平均を下回る
飲食店数は14 年で4890 店。内訳をみると、食堂・レストランが416店で8.5%、専門料理店が1170店で23.9%を占める。その中で多いのは日本料理店の376店で7.7%を占める。次いでその他の専門料理店が343 店の7.0%と続いている。そのほか、すし店が124 店(2.5%)、そば・うどん店が581 店(11.9%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは622店(12.7%)、酒場・ビアホールは801 店(16.4%)と多く、両者で29.1%を占める。以上のほか喫茶店は914店(18.7%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は253店(5.2%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は512店である。ホテル・旅館の施設数は22年で332 軒、客室数は1万3681室で、2012 年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲7.7%に対して当県は▲ 26.7%、客室数は全国の13.8%に対して当県は2.5%の伸びで、ともに平均を下回っている。
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