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一般社団法人、外食アレルギー対応協会

表示義務化が進む一方で、現場ではアレルギー情報提供が義務化されていない外食業界の対応が急務

2025年02月10日(月)
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  一般社団法人外食アレルギー対応協会は、2025年2月5日都内にて、マスコミ向け会見を行なった。同協会は、24年12月に設立。なぜ“外食”を掲げてアレルギー対応を発信していくのかなど目指すべき方向性を解説した。
 同協会の代表 田ヶ原絵里氏(㈱CAN EAT 代表取締役CEO)によると、現在、食物アレルギーを自覚する人は15.8%、この割合は左利きの倍にあたるという。「外食業界では日々多くのアレルギーに関する問い合わせや申告が寄せられており、法制度では2024年3月に「マカダミアナッツ」が特定原材料等28品目に追加。25年4月からは「くるみ」の表示義務化が進む一方で、現場ではアレルギー情報提供が義務化されていないことから、各社が独自に取り組んでいるものの誤食事故が無くならないのが現状」という。
 そこで特に、外食業界におけるアレルギー対応の強化が急務として、既存の医療分野や個人によるアレルギー関連対応団体・協会とは異なる視点で同協会を設立。「外食事業者が独自に培ってきたアレルギー対応ノウハウを集約し、業界全体のレベルアップを図ることを目的としている。特に人手不足が深刻化する中、効率的かつ確実な対応を実現するための支援を行ないたい」としている。2月末より、登録事業者の募集を開始(対象:法人・年会費/3万円)。現時点ですでに大手外食チェーンなどから賛同の意向を得ており、初年度は約30事業者の登録を目指すとしている。
 
協会の主な取り組み(登録事業者特典として1,2のアシスト含む)
 1.事業者横断型アレルギー対応研修会の開催
 2.アレルギー対応ポリシーの雛形策定
 3.飲食事業者向けアレルギー対応資格試験の設立 

設立発起人(50音順)
NPO 法人アレルギーっこパパの会 理事⻑ 今村慎太郎氏/東京海洋大学准教授 小川実香子氏/㈱ジェイアール⻄日本ホテル開発 執行役員 リスク管理室室長 木村実根子氏/㈱八芳園 料理⻑ 香山浩一氏/㈱CAN EAT 代表取締役CEO田ヶ原絵里氏/㈱優久 料理長 辻正博氏/ザ・リッツ・カールトン日光 総料理⻑ 中村健介氏/シャングリ・ラ東京 衛生管理 マネージャー チーフスチュワード 原島正彦氏/ザ・リッツ・カールトン日光 スチュワーデイング 衛生管理 マネージャー 森山 利氏/㈱日本旅行 執行役員 事業共創推進本部⻑ 吉田一成氏
 
問い合わせ先
 一般社団法人外食アレルギー対応協会
 https://paaa.jp/
 TEL: 050-3528-8126
入会の登録フォーム  https://paaa.jp/registration/
 

2月5日の会見に集まった発起人(11名中9名)
2月5日の会見に集まった発起人(11名中9名)
一般社団法人外食アレルギー対応協会 代表 田ヶ原絵里氏(㈱CAN EAT 代表取締役CEO)
一般社団法人外食アレルギー対応協会 代表 田ヶ原絵里氏(㈱CAN EAT 代表取締役CEO)

アレルギー対応に関する団体、協会の相関図(出典:一般社団法人外食アレルギー対応協会 )
アレルギー対応に関する団体、協会の相関図(出典:一般社団法人外食アレルギー対応協会 )

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