(中央左) Asset World Corporation 社長 兼 CEO Mrs. Wallapa Traisorat氏 (中央右)株式会社ホテルオークラ 代表取締役社長 荻田 敏宏氏
(株)ホテルオークラとAsset World Corporation(以下AWC)が、タイ北部の古都チェンマイに展開予定の『オークラリゾート チェンマイ』(仮称/2028年開業)およびバンコク・トンロー地区に展開予定の『オークラ プレステージスクンビット バンコク ホテル&スパ』(仮称/ 2028年開業)に関する運営管理契約を2024年12月19日に締結した。 本契約の締結によりオークラニッコーホテルズは、2028年にはタイ国内の主要観光都市に7つのホテルを運営することとなり、400室以上が運営施設として新たに加わる。
バンコクの大手統合ライフスタイル不動産グループであるAWCは、タイにおいて複数の開発プロジェクトを推進しており、ホテルオークラは2012年に開業した「オークラ プレステージバンコク」を契機に長年にわたる信頼関係を築いてきた。直近では、2024年12月20日に就航したチャオプラヤー川のディナークルーズ船『オークラクルーズ』も同社との共同事業として展開していく。
今回の新たな開発計画では、タイ第二の都市として発展するチェンマイに、オークラブランドとして北部初進出となる『オークラリゾート チェンマイ』を、また、外国人駐在員などが多く居住するバンコク・トンロー地区には、日本式のウェルネスと長期滞在型のサービスを提供する『オークラ プレステージスクンビット バンコク ホテル&スパ』をオープン予定。どちらも日本ならではのおもてなしと地域の文化的な豊かさが融合した体験を提供し、ラグジュアリーかつ持続可能なホテルづくりを目指す。また近年の旅行業界における健康志向の高まりを受け、ウェルネス分野も追及するとした。
北タイ初のオークラブランドのホテル『オークラリゾート チェンマイ』
ホテルは市内で最も賑やかな場所の一つとして知られるチャンクラン通り沿いに開業を予定。周辺にはナイトマーケットのほか、地元料理が味わえるレストランなどが集中しており、夜遅くまで観光客で賑わうエリアである。
客室面積は約40~60㎡、200室以上の客室規模を予定。畳や露天風呂など和の要 素を取り入れた客室に加え、古都チェンマイで栄えたラーンナー王朝※時代の伝統を受け継ぐラーンナー文化を感じられるデザインも採用する。その他、地元食材を日本料理の繊細な技術で仕上げた会席料理を提供する日本料理レストラン、オールデイダイニング、カフェ、ルーフトップバーなどの料飲施設を備え、滞在を通して、北タイと日本の伝統が融合したひとときを楽しめる。
※13世紀後半から18世紀にかけて、タイ北部のチェンマイを中心に栄えた王朝。
シティホテルにウェルネスを融合した『オークラ プレステージスクンビット バンコク ホテル&スパ』
バンコクの活気あふれる人気エリアであるトンロー地区に開業を予定。ウェルネスをテーマとしたホテルでは、長期滞在に対応したサービスも提供する。日本の伝統的な習慣や健康法と現代のウェルネストレンドを融合させた独自のウェルネスプログラムの導入を予定しており、滞在を通して心身ともにリフレッシュするひとときを提供。
標準客室面積は約45㎡、200室以上の客室規模を予定しており、和風のスイートルームに加え洋室も用意する。また、高層階に配置された日本様式のスカイロビーやルーフトップバーからはバンコクのスカイラインが望め、屋外プールのカバナでは、ヘルシーでバランスの取れた料理を楽しむことができる。
今回契約を締結した二つのホテルは、AWC と2024年5月に合意したタイにおける事業拡大を目指す「包括的提携」の一環となる。2ホテルの開業が予定される2028年には、オークラ ニッコー ホテルズとしてタイ国内に7つのホテル・約 2,000 室を展開することを見込む。
ホテルオークラは、AWCとの長期的なパートナーシップのもとホスピタリティ精神にあふれるタイの地で、日本のおもてなしの心に根差したオークラならではのホテル運営を行うことにより、地元からも支持され、タイの観光産業のさらなる発展にも貢献するホテル展開を図るとした。
『オークラリゾート チェンマイ』(仮称)施設概要
客室数: 約220室
レストラン: 日本料理、オールデイダイニング、カフェ、ラウンジ、ルーフトップバー ほか
付帯施設: フィットネス、スパ、屋外プール ほか
宴会場・会議室: 8室
アクセス: チェンマイ国際空港から車で約15分
『オークラ プレステージスクンビット バンコク ホテル&スパ』(仮称)施設概要
客室数: 約240室
レストラン: 日本料理、オールデイダイニング、バー ほか
付帯施設: フィットネス、スパ、屋外プール ほか
宴会場・会議室: 3室
アクセス: スワンナプーム国際空港から車で約40分