外食全体の売り上げ前年比106.1% キャンペーンやインバウンド需要の好調もあり、売上堅調
10月は前年に比べ日曜日が少ない曜日回りとなり、業態によっては客数などに影響が出た。しかし、各種販促キャンペーンの堅調に加え、まだ気温の高い日があり、依然夏向けの商品も堅調であったことや、また月間の訪日外客数が過去最高を記憶したことなどから、外食全体の売上は前年比106.1%。なお依然としてコメをはじめ原材料費も高騰も続いており、経営の圧迫要因となっている。
ファーストフード(FF)業態は前年対比の売上106.6%。「洋風」は期間限定の季節メニューや、ゲーム業界とのコラボ企画が好評で、売上は104.3%。「和風」は CM による訴求や値引きキャンペーンで集客し、売上112.2 %。「麺類」は郊外ロードサイド店舗の拡充や、高温傾向により冷たいメニューが堅調、観光地での訪日外客の賑わいもあり、売上は112.1%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、休日数が少なかったことなどによる客数減もあり売上は100.4%。「その他」は「アイスクリーム」「ドーナツ」がハロウィーンのキャンペーンで売上を伸ばし、前年比106.6%。
ファミリーレストラン(FR)業態は全体売上105.7%。「洋風」は、月初及び月末の悪天候がやや影響したところもあったが、クーポンや期間限定のデザートなどの好評 もあり、売上106.7%。「和風」は、秋メニューのフェアが奏功したことなどから、売上106.5 %。「中華」は特産食材のキャンペーンが奏功し、売上103.8%。「焼き肉」は、価格改定とキャンペーンの効果により、売上102.7%。
パブ・居酒屋業態は、ビジネス街立地の店での休前日の好調に加え、インバウンドの集客が増え、売上堅調で、売上104.6%。
ディナーレストラン業態はインバウンド需要の好調が続き、売上101.3%。
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