負債総額2529億1300万円 宿泊業11件(前年比3件増)、飲食業94件(前年比8件増)
東京商工リサーチは2024年10月の「倒産月報」を2024 年11 月11 日に発表した。全国の企業倒産件数は909 件(前年同月比14.62%増)、負債総額が2529 億1300 万円(同17.88%減)となった。
件数は、2 カ月連続で前年同月を上回り、7 月以来、3 カ月ぶりに900 件を超えた。10 月に900 件を超えたのは2013 年の959 件以来、11 年ぶり。
負債総額は、3 カ月連続で前年同月を下回った。2024 年では7 月に次ぐ二番目の高水準となった。負債100 億円以上は2 件(前年同月6 件)と減少したが、同5 億円以上10 億円未満20 件(同25.0%増)、同1 億円以上5 億円未満168 件(同0.5%増)と中堅規模で増加した。同1 億円未満701 件(同19.4%増)で、小・零細規模の倒産を主体に推移した。
10 月の「人手不足関連」倒産は、求人難12 件(前年同月2 件)、人件費高騰10 件(同8 件)、従業員退職8 件(同4 件)で計30 件(同14件)。「後継者難」倒産は49 件(同37 件)。「物価高」倒産は45 件(同57 件)。
集計対象外の負債1000万円未満の倒産は、48 件(前年同月47 件)発生した。
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