ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 2024年12月号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《郡山市編》
2024年12月号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《郡山市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《郡山市編》

【月刊HOTERES 2024年12月号】
2024年12月12日(木)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は多極構造にある福島県の中心都市の一つ、郡山市を取り上げる。県庁所在地は福島市であるが郡山市が県内一の人口を有している。有力企業の本社が位置し、東北地方において仙台市に次ぐ経済拠点となっている。
以下に郡山市のマーケットと福島県県中エリアの観光マーケットをみていこう。福島県のマクロマーケットは福島市編(11 月号)を参照いただきたい。

文殊リサーチワークス http://monju-rw.com

 

1. マーケットポテンシャル

 福島県の特徴的な都市構造として、県庁所在地である福島市への人口一極集中構造ではなく、福島市、郡山市、いわき市の3 市が中心都市となる多極構造となっている。郡山市は県中央部になる県中エリアの中心都市である。
郡山市の人口は31 万7486 人(2023年1 月1 日現在)で、福島県全体の17.5%のシェアを占めている。県庁所在地である福島市の人口は27 万744人であり、それを大きく上回って県内で最も多い人口規模となっている。県中エリアでは10 万人以上の人口を有する都市は郡山市のみである。郡山市に次ぐ人口規模を持つ都市を見ると、須賀川市が7万4634 人、田村市が3万4264 人で続いている。(図表1)

 過去5 年間の増加率(23年/18年)は▲ 2.5%と減少トレンドになっている。その他の県中エリアを見ても全てマイナストレンドになっており、その中では鏡石町が▲ 1.5%、須賀川市が▲3.3%で、郡山市を含めたこれらの都市が県中エリアにおいて比較的減少幅が小さいと言える。
郡山市の年齢構造を見ると、若年人口比率は17.1%。適齢期人口比率は21.3 % で、共に全国値(16.7 %、20.9%)を上回っている。若年人口比率では鏡石町が18.8%、須賀川市が17.8%、玉川村が17.4%と全国レベル以上であり、これらの都市に比較的若いマーケットが存在する。適齢期人口比率は郡山市以外の都市は全て全国レベルを下回っているものの、鏡石町が20.6%、須賀川市が19.2%、玉川村が18.4%と、県中エリアでは比較的高いレベルになっている。県中エリアにおいては郡山市、須賀川市、鏡石町に活性化したマーケットが存在している。(図表2)

高齢者比率は27.1%であり、全国値(28.7%)をやや下回っている。若年人口比率、適齢期人口比率が高い須賀川市、鏡石町も全国値レベル以下になっており、これらの都市は高齢化が比較的緩やかと言える。

将来推計人口をみると福島市はすでに減少フェーズに突入しており、2050年ごろには20年ベースから約22%程度減少すると推計されている。その他の県中エリアも同様にすでに減少トレンドに突入しており、将来的に15年ベースの25 ~ 55%程度減少する。郡山市は将来的にも県中エリアにおけるマーケットボリュームの優位性は変わらないものと考えられる。(図表3)

----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
2024年12月号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
------

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2025年01月15日号
2025年01月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】ホテルビジネス 2025
【2025年 ホテル業界 Big4 新春特別座談会】
(株)ニュー・オータニ 取締役 ホテルニューオータニ(東京…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE