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2023年12月15-22日号 トップインタビュー ザ・リッツ・カールトン福岡 総支配人ラドゥ・チェルニア 氏

トップインタビュー ザ・リッツ・カールトン福岡 総支配人ラドゥ・チェルニア 氏

【月刊HOTERES 2023年12月号】
2023年12月21日(木)
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----日本で 6軒目のザ・リッツ・カールトンとして、「ザ・リッツ・カールトン福岡」が誕生しました。まずは、どのような狙いかお聞かせください。

 マリオット・インターナショナルとして、九州で初となるラグジュアリーホテルを開業することは、私たちの悲願でもありました。実現できたことを今でも嬉しく思っています。福岡は、韓国、台湾、香港など、アジアの都市へのゲートウェイシティですが、ザ・リッツ・カールトン福岡は、日本を訪れる渡航者の中継拠点としてだけでなく、より日本を知っていただくための目的地として選ばれていくことを期待しています。
 
 ザ・リッツ・カールトン福岡が担うミッションはデスティネーションホテルとして、まずは日本の九州エリアの魅力を世界に訴求すること。そして、ここ福岡に誕生したことで日本国内の旅行者をさらに九州へ誘致すること。外需と内需を促進していくことが、日本の観光経済の活況へとつながると思っています。 ザ・リッツ・カールトン福岡は、福岡市の中心部に位置する地上 25階建ての商業施設「福岡大名ガーデンシティ」の1階、3階、18階~24階に位置します。天神ビッグバンの一環で、ビルの高さが規制緩和されたことにより、博多湾や志賀島、大濠公園や福岡タワーなど、高層階から楽しめる福岡ならではの眺望も特徴の一つです。
 
 館内のインテリアデザインは、オーストラリアの LAYAN Architects + Designersが手がけ、国の伝統的工芸品で日本三大織物の一つの博多織や、籃胎漆器、久留米絣からインスピレーションを受け、“織る”という発想でホテル全体を共通したストーリーで形成しています。館内はまるでアートギャラリーのような設えで、地元の職人による器や絵画、織物といった装飾がちりばめられています。また、全室 50m2以上の客室(167室・うちスイート20室)は無垢の木を基調に、竹で編まれた間仕切りがアクセントになっていて、華美な装飾を極力おさえたミニマリズムのデザインが心地よい滞在を提供しています。

 

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