店舗外観。表参道駅から徒歩4分。おしゃれでありながら、都会の喧騒から一線を画したロケーションに「DEK 青山」はある
1924年創業の老舗青果仲卸「船昌」が、2024年に創業100周年を迎えるにあたり、次の100年に向けた新事業としてBtoC事業に参入した。コンセプトは“消費者に直接思いを届けたい”。次世代にむけた事業第一弾として昨年11月には、フルーツギフトのECサイト「Seika」をオープン。そしてこの度、飲食店事業である青果レストラン「DEK 青山」を表参道にオープンした。
「船昌」では同店のオープンにさきがけ、青果を使った飲食店をプロデュースする新会社「f.dining」を起ち上げた。現在は、サラダやパスタ、スイーツなどの旬の青果を用いたカジュアルメニューで展開する1Fの「DEK KITCHEN」のみの営業だが、今春にはそれらをフルコース仕立てで提供する2Fの「DEK DINING」のオープンを予定している。いずれも青果は、「船昌」と付き合いのある国内の生産者のものを使い提供する。おいおい、テイクアウトも開始する予定だ。
「f.dining」はプロデュースの第一号店となる同店を、近年食卓に青果、特に果物がのぼる機会が減少していることを踏まえ、“青果が身近にあふれる暮らしを目指したい”との強い思いと共にプロデュースした。加えて、さまざまな形で飲食店プロデュースを手掛けていくことを視野に、「DEK 青山」は、LABの機能も持ち合わせた店舗として運営していきたいという。
旬の食材は最も栄養があり、その時期の人間の体に必要な栄養素や効果を持つといわれる。そういった意味で、「DEK 青山」のオープンは表参道の地に医食同源”レストランが誕生したともいえる。同社が次の100年をどのように彩っていくのか? とても楽しみだ。
DEK 青山
https://dek.world
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp