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毛利愼の外食エンターテインメントVol.62

老舗青果仲卸「船昌」、表参道に青果レストラン「DEK 青山」をオープン!

2023年03月03日(金)
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店舗外観。表参道駅から徒歩4分。おしゃれでありながら、都会の喧騒から一線を画したロケーションに「DEK 青山」はある
店舗外観。表参道駅から徒歩4分。おしゃれでありながら、都会の喧騒から一線を画したロケーションに「DEK 青山」はある

1924年創業の老舗青果仲卸「船昌」が、2024年に創業100周年を迎えるにあたり、次の100年に向けた新事業としてBtoC事業に参入した。コンセプトは“消費者に直接思いを届けたい”。次世代にむけた事業第一弾として昨年11月には、フルーツギフトのECサイト「Seika」をオープン。そしてこの度、飲食店事業である青果レストラン「DEK 青山」を表参道にオープンした。
 
「船昌」では同店のオープンにさきがけ、青果を使った飲食店をプロデュースする新会社「f.dining」を起ち上げた。現在は、サラダやパスタ、スイーツなどの旬の青果を用いたカジュアルメニューで展開する1Fの「DEK KITCHEN」のみの営業だが、今春にはそれらをフルコース仕立てで提供する2Fの「DEK DINING」のオープンを予定している。いずれも青果は、「船昌」と付き合いのある国内の生産者のものを使い提供する。おいおい、テイクアウトも開始する予定だ。
 
 
「f.dining」はプロデュースの第一号店となる同店を、近年食卓に青果、特に果物がのぼる機会が減少していることを踏まえ、“青果が身近にあふれる暮らしを目指したい”との強い思いと共にプロデュースした。加えて、さまざまな形で飲食店プロデュースを手掛けていくことを視野に、「DEK 青山」は、LABの機能も持ち合わせた店舗として運営していきたいという。
 
旬の食材は最も栄養があり、その時期の人間の体に必要な栄養素や効果を持つといわれる。そういった意味で、「DEK 青山」のオープンは表参道の地に医食同源”レストランが誕生したともいえる。同社が次の100年をどのように彩っていくのか? とても楽しみだ。
 
DEK 青山
https://dek.world

栃木県の“とちあいか”をふんだんに使った「苺“とちあいか”とブラータチーズ」。食事のみならず、デザートとしても通用する一品だ
栃木県の“とちあいか”をふんだんに使った「苺“とちあいか”とブラータチーズ」。食事のみならず、デザートとしても通用する一品だ
「DEKキッシュプレート」。季節野菜をたっぷりと使用した具だくさんの自家製キッシュに、ミネストローネが添えられている。ミネストローネにはキッチンで出る野菜の端材がつかわれており、フードロス削減メニューの開発にも力を入れている
「DEKキッシュプレート」。季節野菜をたっぷりと使用した具だくさんの自家製キッシュに、ミネストローネが添えられている。ミネストローネにはキッチンで出る野菜の端材がつかわれており、フードロス削減メニューの開発にも力を入れている
シグネチャーメニューのひとつでもある「DEKサラダ 生ハム添え」。旬野菜のマリネ、自家製ピクルスに季節の果物に切りたての生ハムが添えられている、“THE DEK”ともいえる一皿
シグネチャーメニューのひとつでもある「DEKサラダ 生ハム添え」。旬野菜のマリネ、自家製ピクルスに季節の果物に切りたての生ハムが添えられている、“THE DEK”ともいえる一皿
「季節野菜のグリル」。野菜がもつ甘さや滋味を感じ、同店の素材力を感じる一品だ
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「DEK DINING」で提供予定の、青果の魅力を味わうフルコース。ワインの揃えも豊富で、ソムリエも常駐していることからワインのマリアージュも楽しんでもらいたい
「DEK DINING」で提供予定の、青果の魅力を味わうフルコース。ワインの揃えも豊富で、ソムリエも常駐していることからワインのマリアージュも楽しんでもらいたい
1Fとはガラッと雰囲気が変わる2Fの「DEK DINING」。デザインは共に「BaNANA OFFICE㈱」の尾崎大樹氏が手掛けている
1Fとはガラッと雰囲気が変わる2Fの「DEK DINING」。デザインは共に「BaNANA OFFICE㈱」の尾崎大樹氏が手掛けている
「Seika」ミニお重セット(※内容は季節により変更される)。老舗の目利きにより選ばれた、旬の国産フルーツが、二段のお重にふんだんに詰め合わされている
「Seika」ミニお重セット(※内容は季節により変更される)。老舗の目利きにより選ばれた、旬の国産フルーツが、二段のお重にふんだんに詰め合わされている
白を基調とした「DEK KITCHEN」内観。オープンキッチンの前には旬の青果がディスプレイされており、テーブルまでの導線で既に“DEK体験”が始まる室礼になっている
白を基調とした「DEK KITCHEN」内観。オープンキッチンの前には旬の青果がディスプレイされており、テーブルまでの導線で既に“DEK体験”が始まる室礼になっている

​担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp

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