オールインクルーシブのパイオニアがコロナ禍でも集客を増やしている秘密
宿泊費や飲食だけでなく、多彩なアクティビティなども料金に含まれる「オールインクルーシブ」スタイルのリゾートが注目されている。そのパイオニアであり、リーダーとしてけん引するクラブメッド(本社:フランス・パリ)が、北海道・キロロで国内 4番目となる「クラブメッド・キロロピーク」を 2022年 12月 15日にオープン。独自の経営方針と新設に至った日本と北海道の魅力、躍進する今後の展望について話を伺った。
クラブメッド 東・南アジア、太平洋地域 最高経営責任者
レイチェル・ハーディング氏
ラベルコーポレーショングループに所属し、ホテルトラファルガーやコンチキ・ホリデイズなどの営業や流通、マーケティングに 15年間従事し、2011年にトラファルガーオーストラリアのセールスディレクターに就任。2018年にクラブメッドパシフィックのゼネラルマネージャーとして入社。3年間でパシフィック市場を26%成長させ、2018年・2019年の「Women in Travel Awards」でセールスウーマンオブザイヤーと旅行業界で最も影響力のある女性トップ 10を受賞。2022年 7月に東・南アジア、太平洋地域の CEO(最高経営責任者)に就任。日本における市場の拡大とブランド認知の向上を目指す。
クラブメッド 東北アジア代表取締役社長
マーク・ルトゥールノ氏
自然豊かなカナダ・モントリオール近郊で育ち、10代からスキーインストラクターとして活躍。幼少期にバカンスをクラブメッドで過ごした体験から、1998年にバハマで G.Oとしてキャリアをスタート。2003年にカナダで商業開発、2006年にオーストラリアで MICE(マイス)と卸営業を管理する商業部門に携わり、2015年にシンガポールで東南アジアおよび太平洋市場の地域営業マネージャー、2017年にクラブメッド台湾の代表取締役社長を歴任。培った商業的専門知識と経験を生かし、台湾でブランディング構築に成功後、2020年に東北アジア代表取締役社長に。大の親日家で就任前に 15回来日し、トマム開業にも貢献。