



「里山十帖」では、ラグジュアリーを、「体験と発見こそ最高の贅沢」と定義しており、提供しているのは知的好奇心を満たす物語であり、プレミアムな時間。
ただし、お客さまも十人十色であり、宿も十宿十色。雑誌に好き嫌いがあるように、宿にも好き嫌いがある。あるお客さまには大絶賛されるが、別のお客さまからは不満の声が上がってしまうということが起こるのは当然。大事なのは、PRによってミスマッチが発生しないようにすること。そうやって、ネガティブな口コミを防止し、逆に大いに共感し、大絶賛してくれるお客さまで宿を満たしていく。
万人受けしてしまう宿をつくる弊害がここにある。共感してくれる特定の層にターゲットを絞り、同じセンスを持ったお客さまの連鎖をデザインする。それこそが、オンリーワンの宿づくりに必須なスタンスなのである。


⑬ Room302 は、露天風呂付きコーナーツイン。武蔵野美術大学インテリアデザイン研究室との産学協同で生まれた客室
新潟県大沢山温泉 里山十帖
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旅館総合研究所
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