現在は「ブライトシトラス」の香りを採用しているが、今後の展開次第では、季節ごとに香りを変えていく方向性も考えられるという
それぞれの客室の環境を確かめながら、
設置するポジションを決めていった
「設置するポジションについてはそれぞれの客室の環境に合わせて、住友化学の担当者とともに何回もシミュレーションを重ねながら決めていきました」と宿泊部客室サービス課統括マネージャーの髙島司氏は言う。
「エアコンの風向きを確かめ、お客さまに向かってダイレクトに香りが流れていくことのない配置を前提に考えました。また、エアコンをオフにした場合の香りの漂い方についてもしっかりと検証しました」
「airnote」は「リゾートフローラル」「アーバングリーン」「ブライトシトラス」「ヒノキの香り」「伽羅の香り」の5 種類の香りをラインアップしているが、香りの選択についても時間をかけて検討。はじめは「アーバングリーン」が有力候補として挙がったが、客室空間の環境においてテストを繰り返した結果、「ブライトシトラス」の香りが選ばれた。また、一室だけある和室には、ルームコンセプトのイメージに合わせる形で「ヒノキの香り」を導入している。4月から41 階の全22 室に設置したのを皮切りに、その後39 階の全15 室、40階の全13 室にも「airnote」が本格的に採用された。さらに3フロアのエレベーターホールにもそれぞれ設置。宿泊するフロアに到着した瞬間、お客さまに対して上質な空間の印象をしっかりと与えている。
「airnote」導入の検討にあたっては、東京ドームホテルが掲げる「安全・安心」のコンセプトに合致するかどうかも、重要なポイントとなった。住友化学にその安全性を確認したところ、自社で設定した厳しい安全基準をクリアした上で製品化に至った開発の経緯を確認できた。そして「airnote」を設置することで一段上の快適空間を手に入れた東京ドームホテルは、「安心」して利用できる施設としての訴求力を向上させたのである。


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