20種類以上の銘柄を 10種類に厳選デザイン含めより洗練されたものを残す
島田 「京都産の酒米を使いたい」という増田さんの思いが復活させた「祝(いわい)」には、どのようなストーリーがありますか。
増田 祝は 1933年に生まれたのですが、二度ほど失敗していました。150~ 160cmと背が高く、コンバインによる収穫が難しいという理由が一つありました。第2次世界大戦中には、そんなに収穫量が取れない米を作っていたらダメだと言われて生産がストップしていたこともあります。
地元京都の米を使って酒造りをしようと月の桂では、農家の方と一緒に祝を復活させ、今では 20haを超える田んぼで作っています。