有志の酒蔵が集まり、海外の展示会に出展そこでの出会いが活動の幅を広げてくれた
日本酒造組合中央会認証「日本酒スタイリスト」として精力的に活動を続けるタレントの島田律子氏が、日本の伝統文化、日本酒の魅力を深く伝える連載の第2幕。「世界へ打って出る日本酒」に主眼を置き、輸出に力を入れる酒蔵、インバウンド対策が得意な酒蔵、ソムリエから見た日本酒の可能性などについて積極的に取り上げていく。
「グローバル SAKEマーケットの創造者たち」と題したシリーズ、今回は創業 300年近い歴史を持つ「浦霞」の醸造元、宮城・塩竈市の(株)佐浦の代表取締役社長兼マーケティング本部長、佐浦弘一氏に登場いただいた。味と香りの調和 (バランス )の取れた品格ある日本酒を目指す「浦霞」は、市販吟醸酒のフロントランナーとして多くの日本酒ファンに愛されてきた。2019年には、時代の流れとともにほとんど使われなくなっていたきょうかい12号酵母を復活させた「純米吟醸浦霞 No.12」を発売。若い世代に訴求する日本酒として展開を始めた。約 20年間、海外とつながる活動も含めて日本酒マーケットの活性化に向けて尽力してきた佐浦氏の第2回をお届けする。
島田 律子(しまだ・りつこ)
日本酒スタイリスト(日本酒造組合中央会認証)日本航空(JAL)国際線CAとして 5年半勤務後、タレント活動を始める。 2000年「.酒師」(SSI)取得後、2001年 日本酒造組合中央会より「日本酒スタイリスト」に任命される。地方創生をテーマにした BSテレ東『都会を出て暮らそうよBEYOND TOKYO』(毎週水曜 午後 10:00〜10:55)にレギュラー出演中。
スマイルブリューカンパニー
http://www.smile-brew.com/
佐浦 弘一(さうら・こういち)
1962年 10月1日生まれ。85年3月慶應義塾大学法学部政治学科卒業。4月日本コカ・コーラ(株)入社。88年5月(株)佐浦 入社、専務取締役就任。89年9月ニューヨーク大学大学院(経営学)入学、91年5月修了。2001年 12月(株)佐浦代表取締役社長就任。日本酒造青年協議会会長(02年5月より 08年5月まで)、日本酒造組合中央会理事(04年6月より)、同会日本酒で乾杯推進会議運営委員会委員(04年7月より 16年6月まで)、同会需要開発委員会委員長(08年7月より 16年6月まで)、同会副会長(16年6月より)、 酒サムライ本部 IWC担当(07年より 10年まで)、観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会 委員(13年より)、宮城県酒造組合会長(14年5月より 18年5月まで)。