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2021年9月3日号 トップインタビュー 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 総支配人 松岡 正 氏

トップインタビュー 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 総支配人 松岡 正 氏

【月刊HOTERES 2021年09月号】
2021年09月02日(木)
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自分の好きなことから関係性を作れば良い

----神戸は港町としてさまざまな異文化の交流から常にファッション性にあふれた街として歩んできました。最近は大阪の商業施設に押され気味ですが、だからこそ、神戸を愛する神戸っ子に愛されるホテルとして地域を巻き込みながらマーケットを作り上げていくことに価値があります。

 そのためには個々が好きなことをいかに掘り下げていくことができるかです。音楽、スポーツ、ゲームなど、何でも良いのです。それをいかにして新たなマーケットとして誕生させていくことができるかです。実現させるためには、まず“人と向き合うこと”です。
 
 今はスマートフォンがあればさまざまな情報を簡単に得ることはできますが、人と出会い、話をすることでスマートフォンの情報では得られない、神戸ならではの情報や知識を得ることができます。そしてその情報からまた新たな人と出会うこともできるのです。そうしていくうちに、コミュニケーションスキルも高めることができます。
  
  ホテルにはさまざまな人が集まります。またさまざまな人に来ていただくためにも、人に対して何ができるのか、どうしたら喜んでいただけるのかを考えられるようになることが大切です。そのためにも社歴や役職関係なく、私が今日に至った経緯と同様に、総支配人としてスタッフを信じ、任せることがこれからますます成長していくためには不可欠なことだと考えています。
 やらされるのではなく、自分で切り開いていける職場環境を作り上げていくことが私に課せられた使命なのです。 
 
----それはスタッフにとって素晴らしい経験になります。

 神戸メリケンパークオリエンタルホテルは神戸のランドマークホテルとして『SLOW LUXURY』をコンセプトに、ただ泊まるだけではない人と人が集い、出会う場所となるよう文化価値の創造を高め、いわば人の交流を生み出すホテルを創りを行ない、さまざまな文化イベントを実現してまいりました。現在は、訪れるゲストの本質的価値の探求を深め、神戸に根差し愛されてきたホテルだからこそ提供できる神戸と一体となった体験ができるホテルを目指しています。具体的には「神戸物語」をテーマにさまざまなアクティビティとして開発を行ない、「地域とともに育むLuxury」を「豊かな経験」と位置づけ発信、提供しています。

 

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