急成長する「ふふ」ブランド
----御社はこのコロナ禍においても新規施設の開業などが続いていますね。
はい。ステークホルダーの皆さまのお力添えもあり、昨年以降新規施設の開業のほか、さまざまな形で進化が続いております。
まず2020 年は、6 月に「ふふ 奈良」を世界遺産があふれる街・奈良の奈良公園に、そして10 月には「ふふ 日光」を栃木県・日光市の田母沢御用邸付属地に開業と、二軒の「ふふ」ブランドの施設を開業しました。また、7 月には軽井沢に仕事とプライベートを両立させることができる新感覚のライフスタイルホテル「TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN」も開業しています。また、長崎県で運営をしているリゾートホテル「i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ)」では既存の温浴施設に九州最大級のバーデプールや1万冊のマンガ本や書籍が並ぶリラックスルームを備えた「BOOK&岩盤TERRACE」などを新設し、大型温泉・スパテーマパーク「長崎温泉Ark Land Spa」へと進化をさせました。
さらに、今年に入り4 月1 日には京都丹波高原国定公園内、南丹市日吉町の日吉ダム直下にある道の 「スプリングスひよし」を南丹市様より指定管理 としてお選びいただき、管理運営を行なう事となりました。同じく4 月20 日には「ふふ 熱海」の隣接地に増床という形で6室の滞在型のスモールラグジュアリーリゾート「ふふ熱海 別邸『木の間の月』」を開業し、早速ふふ 熱海のリピーターのお客さまを中心に多くのお客さまにお越しいただいています。さらに、4 月26 日には京都市に「ふふ 京都」を開業し、「ふふ」ブランドの施設は5軒となりました。
----「ふふ」ブランドの急成長が目立ちますね。
弊社は2018 年にヒューリック様とともに合弁会社である「ヒューリックふふ」を設立し、ヒューリック様が所有する施設をヒューリックふふが経営、弊社グループが運営を行なうモデルでヒューリック様からは10軒以上の開発をしていくという方 を発表していただきました。その後、河口湖、奈良、日光、京都と開業に至ったわけですが、今後もヒューリック様をパートナーにプロジェクトは進んでいきます。
まずは「ふふ 強羅」を2022年に開業予定で進めています。弊社ではすでに箱根エリアに「箱根・翠松園」を運営しており、これは施設内でおくつろぎいただくというスタイルですが、ふふ 強羅はパノラミックに広がる箱根連山をお楽しみいただくというような、箱根・翠松園とは違ったコンセプトの施設となる予定です。また、5 月には京浜急行電鉄様がヒューリック様と、京浜急行電鉄様が所有する旧城ヶ島京急ホテルの跡地を活用し、2024年の開業を目標に「ふふ 城ヶ島」(仮称)の開業に向けた基本協定を締結したと発表されました。海を眺めるリゾートとしてはふふ 熱海もありますが、より海に近い、熱海とはまた違った「ふふ」となるでしょう。
「ふふ」ブランド以外でも、 軽井沢エリアで「つるとんたん」を含めた複数のプロジェクトも進めています。軽井沢は先にお話をしましたTWIN-LINE HOTELKARUIZAWA JAPAN 含め、ドミナント展開をしていきます。