同じようなくくりにある商品でも、客層別に売り分けていく。これはホテル業に限った事ではない。全業種に求められるものである。だが案外できている会社も少ない。下記の図解は、八百屋さんの「りんご」の売り分け方の深化のプロセスを示している。98 円、200 円、500 円。グレード別に品ぞろえをしているところはあまり多くはない、加えて、98 円はジュース用に、200 円は甘さを訴え、500 円は入院中のおじいさんおばあさんに食べさせたいリンゴです、と客層を明確に示している。客層別グレード別に売り分けているのは、地域一番店の八百屋さんの事例である。