お客さまのニーズとウォンツを引き出す接客を担うPOPのチカラ
都内のホテルが日本の高度医療をホテルに宿泊しながら、宿泊することで受けられる商品を販売したと朝日新聞の経済欄にあった。諸外国からの来日に焦点をあてた商品は、300 室弱の部屋を販売していく上での高単価商品としての位置づけであるようだ。
誰のどんな利用にとって最適なのか。ホテルの部屋の売り方は、なんとなくの 高級感や安さといった価格帯別の販売はとうに終わっている。カップルにとっての楽しみ、ビジネスマンにとってのやすらぎ、家族でのひとときをのんびりできるしつらえ。いま必要なのは、客層別グレード別に分けての戦略性だ。
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
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