商品は人がつくるものであり会社ではない その根底に基づいたアクションがヒットの種になる
静岡市にある自転車店ウミノには、中高校生の3 ~ 4 人に1 人以上に選ばれている商品がある。何より自転車はパンクがやっかいだ。ところが大きなカバンを運搬できても、人と同じじゃつまらない。逆に尖がったデザインじゃものを好む学生もいるだろ。支持される背景に開発責任者であり社長の岩本さんの学生と自転車に対する愛情がある。通学に対する不安を解消して、中高生になりきって開発し常に改良をし続けている。
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
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