“そろばん”を度外視した思考はときに素晴らしいアイデアを生む
180 号では、A 旅館が新しい展開をはじめるにあたっての葛藤(かっとう)について触れました。今できることのアイデアが話し合いを通じてある程度出てきました。しかしアイデアを実行に移していくには…。
支配人は、次のような投げかけをして、メンバーの意見と行動の間に流れる見えない川に、実践の橋をかけていきます。弁当を販売するという行為が、島の活性化への入り口にもつながっていくのです。
Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
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