正当性のある視点を持ちながら新しい一歩を踏み出す
176 号から数回にわたって、今、この現実に立ち向かう人の声をお伝えさせていただいています。180 号と181 号では、観光地にある旅館が、街中に飛び出し、自社商品の販売を開始したレポートです。支配人から連絡いただいたメールを中心に、状況をご報告させていただきたいと思います。
旅館A は、島にある旅館として観光客をおもてなしするという存在意義だけでなく、観光地としての島自体を盛り上げられる存在を目指しています。客単価やアンケートなどの成果指標に商店街を歩く人が増えたかどうかを第三のモノサシに加えて独自の取り組み(各種アクティビティーの提供や独自の観光案内など)を行なっていました。
Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
ご意見・ご質問お待ちしております
okamura-kouichiro@scholar.co.jp