宿泊施設に「求められる品質」を考える場合、時代背景やトレンド、外部環境(ファンダメンタル)に応じて、変化する顧客の価値観により宿泊施設に求められる品質自体も変化します。昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大傾向を背景とする調整局面環境下において、顧客が求める宿泊施設の「品質」について、「これまで」の環境と上記環境を経た後の「今後」との間に、求められる宿泊施設の品質にどのような変化が予想できるのでしょう。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事