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第367回 2019年9月13日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考

第367回 『宿泊業界(事業者および関与する全従業員)に対する 倫理規範の必要性』

【月刊HOTERES 2019年09月号】
2019年09月11日(水)
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Profile
北村剛史
Takeshi Kitamura

㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
㈱サクラクオリティマネジメント 代表取締役社長
(一社)観光品質認証協会 統括理事
不動産鑑定士、MAI (米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、
CRE(米国不動産カウンセラー)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事

 専門職業の業界では、多くの場合、社会的信頼を確立、維持し、業界が一体となって高品質なサービスをサステナブルに提供するため、専門職業家としてふさわしい振る舞いを誘うような倫理規範を設けています(※例:米国不動産鑑定士は、APPRAISAL INSTITUTE に所属するメンバーとして、CPE(倫理規範)を順守していないと指摘を受けた場合、罰則委員会からの処分を受けることになります(資格剥奪等))。

宿泊業界についても同様に、プロフェッショナルなサービス提供をサステナブルに提供しうるよう、同様の倫理規範が必要と考えることができます。それは、宿泊施設が大切な顧客の人命を預かると同時に、地域との有機的関係を有するパブリックな存在であり(社会的機能)、かつ多様な機能を多様な顧客層に提供する、社会的に非常に重要な経済活動を営む事業主体であることから、当該事業に関与する組織や関与人員のすべてに適切な倫理規範を適用すべきということが業界の一つと考えられるからです。

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