井筒まい泉株式会社 執行役員 経営企画室長 藤代 忠和 氏
㈱ミュープランニング 代表取締役社長 小吹 雄一郎 氏
国内に直営レストラン10 店舗のほか、デパ地下などでの中食販売・委託販売店舗を全国計250 店以上も手掛けている「とんかつ まい泉」。1965 年創業の日本を代表する有名とんかつブランドが、タイとフィリピンで現在、計9 店舗を展開している。中食事業なども手掛けるグローバル企業ならではの柔軟な事業戦略とは。
取材・文/㈱GreenCreate
アジアで浸透中のとんかつ
小吹 まず御社の海外事業の経緯から教えてください。
藤代 2010 年から海外進出を検討し始め、12 年12 月にタイに進出。現在はタイで8 店舗を展開しております。15 年8 月にはフィリピンに進出。現在、複数の出店候補国があり、今後の展開について交渉中です。
エリアは全世界ニュートラルに考えているつもりですが、過去3 年間の海外経験から言うと、やはりアジアはプライオリティが高いです。“ アジアでとんかつが受け入れられるのは間違いない” という確信があります。とんかつはご飯と一緒に味わうもので、揚げ物ですから、屋台など揚げ物が日常的に食べられ、かつコメ文化のあるアジアとは非常に相性がいいからです。