8 月1 日に開催された内々定者を集めたイベントにはホテル幹部はもちろん三井不動産からの参加者もあった
「私は、今回のプロジェクトに大きなポテンシャルを感じています。この観光都市・文化都市の京都から発信する、自分たちでゼロから創り上げる日本ブランドのラグジュアリーホテル。『このホテルがあるから京都に行きたい』そうお客さまから思っていただけるようなブランド、そしてそのブランドを支える人を育てていきたいと考えています。国内では多くのラグジュアリーホテルの新規プロジェクトが進行中です。将来のマーケット環境は厳しくなっていくとの見方もできるかもしれません。しかしビジネスや観光に加えてホテルの滞在体験そのものを目的にしてもらえれば、世界中からよりたくさんのゲストをお迎えすることができます。人を育てることは、日本のホテルの魅力そのものをレベルアップさせ、マーケット自体をさらに拡大していくことに繋がると思うのです。
人材不足といわれているホテル業界ですが、私はそのようには思っていません。今回、採用活動をしている中で、それは心から感じています。即戦力を求める考え方もありますが、いかに会社がひとりひとりの仲間と向き合って、個々が成長できる組織風土を作りあげるのか、それが何よりも重要だと考えています。
そしてこのプロジェクトにお迎えしたいのは、常に謙虚さを持つことはもちろんですが、ホテルの開業は予期しないことが多々起こりますので、何事にもポジティブに立ち向かっていける人です。そして、京都が好きな人です。私も昨年10 月から京都に住んでみて、完全にこの街に魅了されました。やる気に満ちあふれた、京都の魅力をともに伝えられるような人とともに、この『人のホテル』を創り上げていきたいと考えています」