箱根観光協会発表のデータによれば、入り込み観光客数は前年対比10%増の2152 万人と2000 万人を突破。内、宿泊者は469 万人となった(2018 年6 月発表)。箱根山・大涌谷周辺の火山活動が活発化して以降、初の2000 万人の大台に乗った。
かつての火山の影響はすっかりなくなった、ということは前回書いた。
一方ご多分にもれず、外国人観光客は箱根も大きく増えている。この数年順調に増加し続けており、すでに50 万人は超えているという。
それに呼応するようにホテル旅館の建設計画は多い。傾向としては高級志向が一段と明確になっている。外資系ホテルの進出も話題をさらっている。
この秋にIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)の日本初進出ブランドとなる全室温泉付きの「インディゴ箱根・強羅」。旅館も高級志向に衣替えするところが多い。
こうした流れに逆らうように価格を下げて「価格以上の価値を提供していこう」とする旅館が現れた。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
箱根の老舗旅館「一の湯」旅館を積極的に拡大し客室数を広げ、価格に負けない価値を提供していこうと変革を続ける株式会社一の湯
【月刊HOTERES 2019年04月号】
2019年04月23日(火)