マカオ〜香港が車で40 分
港珠澳大橋は自動車専用道路で、最高速度は橋梁部が時速100 キロ、トンネル内が時速80 キロ。
主な公共交通手段としてマカオ側と香港側の両イミグレーション施設間を約40 分で結ぶシャトルバス(車体色から「金巴(=ゴールドバス)」の愛称)が挙げられる。
24 時間運行で、運行頻度はピーク時間帯が5分以内に1 本、ノンピーク時が10 〜15 分に1 本、0 時から6時の深夜時間帯が15 〜30 分に1 本程度。
片道運賃は6 時から24 時までが65 マカオパタカ(日本円換算:約880 円)、0時から6 時までが70 マカオパタカ(約950 円)で、海路(高速船)の実に半額というインパクトある価格設定だ。
このほか、大橋を経由してマカオの複数のIR(統合型リゾート)と香港市街地を結ぶクロスボーダーバスも2 社が運行する。
料金は平日昼間で160 マカオパタカ(約2170 円)〜と、こちらは海路よりやや割高。
これまでのところ、安価で本数も多いゴールドバスの人気が高く、週末や祝日には利用者が集中し、バス乗り場が長蛇の列となることもある。
橋の東の出入口は香港国際空港に近い香港・ランタオ島沖の人工島、西側の出入口はマカオ半島の北東沖の珠澳人工島で、島の北半分が珠海市、南半分がマカオ特別行政区の管理区域となり、イミグレーションビルは両方に跨って建つ。
よって、マカオと珠海の間は徒歩で往来できる。
ギャラクシーマカオやグランドリスボアといったマカオのIRと香港の市街地を結ぶクロスボーダーバス「港澳快線」
マカオと香港の両イミグレーション施設間を結ぶシャトルバス。「ゴールドバス」の愛称