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京都洛北に残された密やかな「庭」に『アマン京都』2019年11月1日開業

2019年02月05日(火)
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 京都の北、左大文字山から続く鷹峯三山の麓に息づく、忘れ去られていた美しい森と庭がアマン京都としてよみがえります。
 
金閣寺も徒歩圏内の鷹峯地区は、江戸初期に琳派の創始者、本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られている。
 
光悦寺や源光庵、常照寺など、茶室や庭が美しい名刹が点在し、京都の芸術文化に浸るには理想的なロケーションとなっている。
 

 
 アマン京都の敷地面積は約2万4000平方メートルを誇り、自然林を有する約万平方メートルの広大な敷地にある。
 紙屋川に沿って変化に富んだ地形に横たわるこの土地は、かつての所有者が織物美術館を創ることを夢見て、年月をかけて庭を育んできた密やかな安息の場所。アマンの名が冠された今、新たな活力が宿され、繊細な佇まいの庭は今後永きにわたり守られていくことが約束されたとしている。
 
 初夏には緑が目にしみる青紅葉が、秋には赤く染まる紅葉が美しく彩り、隠れ家のようなアマン京都のモダンな建築と、時を経て、なお凛と残る庭が織り成す景観は、古きを尊び新しきを取り入れる、京都が誇る美の真髄でもある。
 
林や谷間が続く中を緩やかに迂曲する苔生した石畳、その頭上に生茂る山紅葉の樹々のさざめき、巨石が横たわる苔が敷き詰められた空間、また山から湧き出る小川のせせらぎや地蔵が静かに佇む小径、そして突如現れる高台へ誘う石段など、市の中心部の喧騒から離れた静寂の森は別世界を創り出している。
 
 アマン東京やアマネムを手がけたケリー・ヒルアーキテクツによる建物は、自然の庭の繊細な美しさを損なわないよう配慮されたミニマルな建築となる。
広い敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、スパ棟、24の客室がある4つの宿泊棟、そして2ベッドルームのヴィラをそれぞれに有する2つの棟が点在する。
森に溶け込んだ2階建ての4つの宿泊棟は、壁一面の窓から林や小川の景観を楽しめ、2棟のヴィラは、楓や杉の樹々を見下ろす高台に位置する。
宿泊のゲストには敷地内の散策でゆっくりと思いを巡らせる静かな時間を過ごせることが予想される。
 
26の客室はいずれも日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しながらモダンに昇華させ、自然の景観を最大限に尊重する。
すべての家具と照明はアマン京都オリジナルデザインの特注であり、各空間にしつらえられた工芸品は、研ぎ澄まされた日本の美学と創造性を反映している。
 
床から天井までの壁一面の窓から臨む森の景色と、畳や床の間で構成される落ち着いた空間、そして檜風呂は、穏やかに流れゆく古都の時間の中で、ゲストをゆったりとした非日常へいざなう。
 
 アマン京都は2つの料飲施設を備え、レストラン棟にあるシグネチャーレストランでは、厳選された京都の季節の食材を使った美しい日本料理を楽しめるとしている。
 
 暖炉が置かれ、庭をオープンテラス越しに眺めるオールデイダイニングでは、洋食からアフタヌーンティー、そして京都のおばんざいスタイルの食事やお茶のほか、竹籠にて提供する軽食とともに屋外でのピクニックなども提供する。
 
 また敷地内の趣あるオープンスペースでは、プライベートダイニングやウェディングのイベントなどもアレンジでき、特別な空間で思い出に残る時間を過ごせる。
 
 アマン京都の近郊に湧き上がる天然温泉を備えたアマン・スパでは、古くから日本人に愛されてきた宇治茶、丹波の黒豆、地酒、コールドプレスの椿オイルやきびそ繭、金箔など、美と健康に使用されてきた自然由来の材料を用いて、優れたトリートメントを提供する。
 また、庭のオープンスペースでのヨガや瞑想などのエクササイズも楽しめる。
 
「アマン京都の開業は、アマン東京とアマネムでの成功に続き、私どもの日本に対するコミットメントと、日本での“ジャーニー”をより充実させたい、という願いをかなえてくれます。
アマン京都は、故ケリー・ヒルと彼のチームによって実現された美しさ際立つデザインで、アマンの理念である自然に対する深い敬意を表しています。
京都のさまざまな魅力をアマンならではの視点でご紹介するとともに、この美しいシークレットガーデンでの体験を、アマンのお客さまにご提供できますことを楽しみにしております。」と、アマン会長のウラジスラフ・ドロニン氏はコメントしている。
 
 アマン京都は、(株)京都リゾーツマネジメントが現場での開発を担ってきました。同社が所属するチャータードグループ会長のエヤル・アグモニ氏は、「細心の注意と、職人技と献身的な努力で、この聖域ともいえる庭をリゾートに造りあげてきました。
「建築」という言語を通して日本伝統のデザインに敬意を表し、守りながら、アマン京都として現代に甦らせた故ケリ-・ヒル氏とそのチームに感謝いたします。アマン京都は、世界から注目され、日本のおもてなしの新たなスタンダートになると確信しております。」とコメントしている。
 
 また、アマンとチャータードグループの長期的なビジョンにより、2020年にはアマン京都のレジデンスを新たに紹介するとしている。
 

 
アマン京都

https://www.aman.com/kyoto

 

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