風通しのよい企業文化を作るための施策のご紹介、今回で11 回目となります。今回も前回に引き続いて、社内イベントについてお伝えします。前回もお伝えしましたが、社内イベントの目的は、企業によって違ってよいと思っていますが、全ての社内イベントに共通の目的を作っておくと、経営者の想いからぶれずに社内イベントが発展していきます。
㈱ブライド・トゥー・ビー
代表取締役 伊藤誠英
〈PROFILE〉大学卒業後、さまざまな仕事を経て、28歳で株式会社ブライド・トゥー・ビーを設立。理念経営を掲げ、【企業文化で徹底的に勝負する】をモットーに、高い従業員満足度をサプライズな取り組みで実現。サービス業の当たり前を打破し、異色の独創的経営を続ける。
さて、前回はキックオフミーティングで行なうイベントを4 つお伝えしました。
代表者からの経営方針の共有、従業員満足度の結果報告、お客様満足度の結果報告、そしてパートナー感謝祭です。
今日はさらに2 つお伝えしていきます。
キックオフミーティングで行う5 つ目のイベントは、社内表彰です。
お客さま満足度ナンバー1 やメンバーの投票によるさまざまな賞があります。
例えば、入社3 年以内のメンバーから選ばれるベストフレッシュ賞(新人賞のようなもの)や企業文化を一番体現したメンバーが選ばれるベストカルチャー賞、仲間から1 番尊敬を受けているメンバーが選ばれるベストリスペクト賞、さらにいろいろなことに1 番立候補したメンバーが選ばれるハンズアップ賞などもあります。
地味ですが、3 年間、無遅刻無欠席のグッドヘルスケア賞もあります。
1 番のクライマックスはお客さま満足度ナンバー1 の表彰です。
プランナーやドレスコーディネーター、そして結婚式のキャプテンがひとりずつ選ばれます。
このような社内表彰では、どのような賞を作るべきか悩むかもしれませんが、ポイントは、経営者が企業文化として浸透させたいと思うことを賞にすることだと思います。
弊社では、売り上げや顧客獲得のような業績に関する表彰は一切行なっていません。
お客さま満足を高めて欲しい、ベテランメンバーは仲間から尊敬されて欲しい、企業文化を実践してほしい、自分から手をどんどん挙げてほしい、体調管理ができるということは素晴らしいこと、そんな想いが賞を通じてメンバーに伝わることこそ大切だと思います。