エスクリでは昨年より神戸の施設「アラモード・パ・レ&ザ・リゾート」の屋外余剰スペースをガーデンチャペルに変更するなど、積極的に施設のリニューアルを行い、多様化する婚礼ニーズに対応しつつ、集客力を高めてきた。
今回、昨今高まるナチュラルテイスト志向のゲストや、フォトジェニックな会場を希望するゲストなど、ますます多様化するゲストのニーズに応えるため、自然素材をふんだんに用いた会場へとリニューアル、また、SNSによる広告の効果を見込み、フォトスポットを新たに設置するなど、既存施設の付加価値を高め、集客力とさらなる顧客満足度の向上を目指すとしている。
今回のリニューアルでの最大のポイントは、2018年4月からエスクリのアートディレクターとして就任された森本千絵氏(※) がコンセプトを手がけた「パラッツォ ドゥカーレ 麻布」のバンケット。各所には同氏のストーリーから生まれた光のオブジェを設置し、会場全体が森本千絵氏の世界観に溢れた会場へと生まれ変わるとしている。
また、子会社のエスクリマネジメントパートナーズでは、広い敷地を生かし、アットホームな挙式が叶うガーデンチャペルを新設するなど会場の魅力と稼働率を高めていくとしている。リニューアルすることで、友人・知人と同じ会場で披露宴を挙げられることも多いエリアのゲストにも、新鮮さを感じてもらいつつ地域に根付いた愛される施設運営を目指していくとしている。
リニューアル実施施設
今回のリニューアルを含み、2019年度にかけ小規模、大規模リニューアルを合わせエスクリ運営施設の7割以上で、リニューアルを実施予定。建築不動産事業を担うグループ会社、株式会社渋谷とのシナジーを生かし、高騰する建設費を抑えつつ、時代のニーズに合わせたリニューアルを積極的に実施するとしている。
ザ ライブラリー チャペル(イメージ)
シャルム・ド・ナチュール ガーデンチャペル(イメージ)
森本 千絵(もりもと ちえ)
株式会社goen°主宰 コミュニケーションディレクター・アートディレクター 武蔵野美術大学客員教授。
1999年武蔵野美術大学卒業後、博報堂入社
’06年史上最年少でADC会員となる、
’07年「出逢いを発明する。夢をカタチにし、人をつなげていく。」をモットーに株式会社goen°を設立
■代表作
NHK 大河ドラマ「江」、朝の連続テレビ小説「てっぱん」のタイトルワーク、「半分、青い。」のポスターデザイン、Canon、KIRIN などの企業広告、松任谷由実、Mr.Childrenのアートワーク、映画や舞台の美術、動物園や保育園の空間ディレクションを手がけるなど活動は多岐に渡る。11年サントリー「歌のリレー」でADCグランプリ初受賞、伊丹十三賞、日本建築学会賞、日経ウーマンオブザイヤー2012など多数受賞、二子玉川ライズクリスマス2018「Merry Tick Tock」プロデュース、キネコ国際映画祭アーティスティック・ディレクター兼、審査委員長を務める。
エスクリ