チョット一杯のお酒もかしこまった会食も親しい仲間で卓を囲むとなぜか料理もおいしく感じるものです。ひと頃前はイタリアン料理やフランス料理という具合にさまざまな各国の料理を食することで味や雰囲気はともかく満足していました。都心では世界各国の料理や日本全国の郷土料理を手軽に楽しめるようになり、他国や郷土料理を食べられるだけで“あのお店に行ってみよう”という気持ちにならなくなりました。
それ以上にお店の雰囲気はとても重視しています。仲間とワイワイであればサービススタッフの多少のミスや店内のアレンジが多少乱れていても許されるものです。ところが初対面やまだ数回しか会ったことがない方との一杯や会食でお店選びをするときには慎重になります。幹事役として実際に足を運んだときのスタッフの対応や店の雰囲気はとても気になるものです。特に初めて来店したときには“わっ、大当たり”もあれば、“いやぁ、失敗した”など、さまざまな情報から勝手イメージしていた雰囲気を基準に一喜一憂します。