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連載62 濱田裕章  新橋六丁目計画 開発準備  小さな会社のブランド構築 

連載62 開業に向けて

【月刊HOTERES 2018年08月号】
2018年08月10日(金)
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お茶の水本店改装時
 
 PR の先にいるのは顧客だけではありません。そのメディアの先に新たなメディアもいるため、コンテンツの魅力が高ければSNS のように拡散していくことも期待できます。またそれらが第三者評価をする媒体などであれば、外部評価をいただく機会にもつながります。2014 年にお茶の水本店を改装した時も同じ考え方で、メディア発表会を行い100 人近い記者の方に集まっていただきました。当初認知度の低い小さなホテルの改装で人が集まるのかと疑問符だらけでしたが、プレスリリースの作成、配信にも十分に検討したことが功を奏し多くの方に集まっていただくことができました。
 
 現在いくつか第三者評価もいただいておりますが、それらもこの最初のメディア発表会により多少なりともホテルの存在を社会へ発信できたことがつながっているのではと考えています。もちろん基本的には顧客満足を獲得できる高い商品力が必要ですが、その商品力を社会に認知させることができなければ、本来獲得できた顧客を逃してしまうことにもなります。
 
 
12 月に向けて
 
 ホテルが出来上がり、開業前にPR することが山場ではありますが、このホテルのPR については、土地を仕入れた段階から行ないました。2016 年8 月22 日の日本経済新聞にて、「100 年振り宿、老舗が新設。龍名館、新橋にホテル」と題して写真付の記事として掲載いただきました。それによる問い合わせの多くは営業でしたが、メディアからの問い合わせもあり、本連載という貴重な機会をいただくことにもつながったかなと感じています。これから段階的にプレスリリースを発信してくことを予定しており、開業に向けてスタートダッシュが切れるよう、引き続きPR の観点からも取り組んでいきたいと思っています。

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