ホテルは24 時間、365 日年中無休で営業しています。総支配人である私も決まった時間に働く定時の仕事ではありません。しかし、ホテルの運営を円滑に進めるため、また整った心でお客様や従業員と向き合うため、心と身体の健康管理には常に気を配っています。愛犬のラリーの散歩や早朝6 時からの週3 回のピラティスを継続しているほか、毎日2リットルの水を飲み、野菜を積極的に摂取し、7 ~ 8 時間の睡眠を取ることも実践し、できる限りベストな自分自身でいられるように心掛けています。また最近では、体に影響があると言われているブルーライトを避けるため、寝る前はパソコンや携帯電話は見ないようにしています。さらに、休みの日には家でリラックスしたり、映画を観たり、スパに行ったりするほか、年に1 回長期休暇を取ってビーチに出かけたりと、日常の喧騒から離れて“ 自分” の時間を確保することで、心を整え活力を得ています。そういった時間は自分自身を見つめ直せる良い機会でもあるので、大事にしています。
私たちは肉体的な健康を気にしがちですが、精神的な健康も同じくらい重要です。心と身体の両方をケアし活力を得ることで、健康的でポジティブな思考ができるようになります。そうなることで自身の選択に自信が持てるようになり、自分の人生の舵も取ることができるようになるのではないでしょうか。ライフスタイルを変えるには時間がかかることもあります。日々の生活に少しずつ取り入れられる小さな目標を設定し、毎日できる範囲で実行していくことをおすすめします。食生活の改善や適度な運動、マインドフルネスなど、前向きな考え方も含む包括的な生活活動である“ ウェルネス” に少し意識を向けて、より良い人生のために投資をしてみてはいかがでしょうか。それが、仕事でより良いパフォーマンスを発揮することに繋がるだけでなく、安定した健康な心で豊かな人生を歩むことができると信じています。