㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
㈱ポジティブドリームパーソンズ 代表取締役社長 杉元 崇将 氏
「感動で満ちあふれる日本を創ってゆく。」をコーポレートビジョンに掲げ、「200 年続くすごい会社」を目指しているのが、杉元崇将社長率いる㈱ポジティブドリームパーソンズだ。ゲストハウスウエディングの激戦の中、事業領域を広げ関東、関西、九州でホテルやレストランを運営するほか、コンサルティングやフラワー事業など着実に経営している。昨年創業20 周年を迎えた杉元崇将社長に、目指すべき企業の姿とそれに向かって取り組んでいる人材育成などについてお聞きした。
福永 20 年前、ゲストハウスがウエディング市場に参入し、結婚式の新しいスタイルを構築しました。最近では競合していたライバルもウエディング以外の事業に取り組み、それぞれにカラーが異なってきました。御社は自社のレストラン事業やホテル内レストランの運営受託など、FB 部門の開拓に着手されています。はじめにこれまでの経緯と目指すべき企業の姿をお聞かせ下さい。
杉元 創業は1997 年、現在の社名として踏み出したのは2001 年10 月です。昨年創業20 周年を迎えることができ、この間にゲストハウスやフラワー事業、ホテル、レストラン、コンサルティング事業など6 事業を運営するに至りました。コーポレートビジョンは「感動で満ちあふれる日本を創ってゆく。」です。日本のGDP(国内総生産)は世界3 位にランキングされていますが、GNH(幸福度)は156 カ国中54 位です。モノはあふれていますが、ココロが満たされていないことを象徴する結果となりました。このような現状を課題としてとらえ、PDP の事業によって日本さらには世界のGNH を向上させることが使命と考えています。PDP は世の中に『感動』という新たな価値を提供していく企業です。感動はすべての人に生きる活力を与え、その活力で人は成長します。さらに人は成長により夢と可能性を得ます。その作用が周囲の人たちを巻き込み伝播することで、夢と可能性にあふれた社会は創られると考えます。これまで培ってきた経験やノウハウの集大成を“感動を創り出す技術”ととらえ、「感動の技術」をコアにしながら、PDP が提供するすべてのサービスを通じて、偶発的ではない必然的に創りだすメカニズムを日本中に創りたいと願っています。世界遺産のように、人々の心に永く語り継がれていく「200 年継続するすごい会社」を目指していきます。