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地域の魅力が満載! 首都圏アンテナショップ  第12回  和歌山県情報発信拠点「わかやま紀州館」

【月刊HOTERES 2018年06月号】
2018年06月15日(金)
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わかやま紀州館
館長
川村 真也 氏

▶施設の概要についてお聞かせください。
 
 わかやま紀州館は、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録を機に、和歌山県のPRと観光誘客の強化のため、平成16 年2 月に有楽町にオープンしました。有楽町駅前という立地や交通の便のよさから、多くのお客さまに来館いただいております。観光コーナーと物販コーナーを設けており、観光コーナーでは相談員が観光情報を提供する以外にも、県内各市町村のパンフレットを数多く取りそろえることで、お客さまから好評をいただいています。物販コーナーでは年間800種類以上の和歌山県産の商品を販売しており、毎月新商品を提供しています。
 
▶続いて施設の特徴を伺えますか。
 
 日替わりで入荷している商品がたくさんあるのが特徴です。販売している商品の約3 割を占める農産物は、毎日県内各地から新鮮で旬の物を仕入れています。すしも農産物同様にさまざまな地域から入荷しています。曜日によって入荷するすしが変わるため、好みのすしが入荷する日を狙って来店されるお客さまもいらっしゃいます。このように日替わりで商品が入荷することで、普段は現地でしか食べることのできない物を手軽に購入していただくことができます。
 
▶首都圏の情報発信拠点としての役割と、情報発信に向けた取り組みについてお聞かせください。
 
 お客さまに和歌山の商品を知っていただくために、毎月旬の物産情報を掲載したチラシを発行して商品を紹介したり、お客さまの目にとまるようコーナーの陳列を工夫したり、都内各所で開催される物産展に出張販売を行なったりしています。さらに定期的に来店していただけるよう、毎月2 回程度LINE でクーポンの配信を行なっています。年々登録者数も増加しており、情報発信ツールとしてどんどん活用していきたいと思っています。
 
 また県内のメーカーによる、店頭で試食や試飲をしていただきながらの対面販売を実施しています。店頭で試食や試飲を行なうことで普段は手に取りにくい商品にも触れていただき、和歌山を知っていただくきっかけになると思っています。メーカーにとっても、自分たちの製造した商品の東京での反応を知ることができる場として活用していただいています。
 
 和歌山にゆかりのあるお客さまはもちろん、今後は和歌山のことをまだあまり知らないお客さまにも出張販売などを通して、県やアンテナショップの魅力を伝えていきたいと思っています。
 
▶最後に一押しの商品や商材を教えてください。
 
 和歌山県では「おいしい! 健康わかやま」というキャッチフレーズのもと、県産品の機能性のPR に注力しています。当館でも健康をイメージできるさまざまな食品を扱っていますが、特に、梅干しについては、常時50 種類以上の商品を販売しており、大きさ、味、内容量、用途に合わせてお客さま好みの商品をご提案いたします。観光面では、現在5 頭のジャイアントパンダが暮らす南紀白浜アドベンチャーワールドが開園40 周年を迎え、また、全国の熊野神社の総本宮であり、世界遺産でもある熊野本宮大社が創建から2050 年の記念すべき年にあたるなど話題のネタも。ぜひご来館いただき和歌山の魅力を感じてください。

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