㈱オータパブリケイションズ 執行役員
山下裕乃
最近の若者はすべて筒抜けの“スケルトンコミュニケーション”を求めているようです。“スケルトン”の意味を調べてみると、イギリスでは動物や人間の骨格。特に骸骨を指し、英語では、骨組みだけのような簡素な構造物や、電力設備の系統図(配線図)の意味でも用いられるということです。つまり、骨格はあるもののすべてが筒抜け、オープンな状況をコミュニケーションに求めているということです。4 畳半や6 畳など細かく分断されたウサギ小屋とも言われた日本の家屋ではなく、ダイニングとキッチンが一緒になり、広くてオープンな空間の中で、家族や友だちと生活をしたいと望んでいるのです。