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第31回 “風の人”山下裕乃の「THE SHARE」 

第31回  “ スケルトンコミュニケーション” の時代に ~分厚くそびえ立つ部門間の壁に恐怖感を感じている若者たち~

【月刊HOTERES 2018年06月号】
2018年06月01日(金)
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㈱オータパブリケイションズ 執行役員
山下裕乃

 
 最近の若者はすべて筒抜けの“スケルトンコミュニケーション”を求めているようです。“スケルトン”の意味を調べてみると、イギリスでは動物や人間の骨格。特に骸骨を指し、英語では、骨組みだけのような簡素な構造物や、電力設備の系統図(配線図)の意味でも用いられるということです。つまり、骨格はあるもののすべてが筒抜け、オープンな状況をコミュニケーションに求めているということです。4 畳半や6 畳など細かく分断されたウサギ小屋とも言われた日本の家屋ではなく、ダイニングとキッチンが一緒になり、広くてオープンな空間の中で、家族や友だちと生活をしたいと望んでいるのです。

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