株式会社アーバンマネジメント
常務取締役 講師統括マネージャー
松浦 誠
(プロフィール)
1983年2月大阪生まれ。
ホテルでの仕事にあこがれ、アメリカ・シアトルへ留学。帰国後ザ・リッツ・カールトン大阪へ入社し、レストランサービス業務にたずさわる。順調にキャリアを重ねる中、29歳のときに脳梗塞を患う。失意の底に沈むも、兼ねてよりお世話になっているお客さまからの紹介で、㈱アーバンマネジメントへ講師として参画。以後毎年2000名を超える受講者が参加する研修は、業態を問わず、人と接する喜びを体感し、自己表現を養うことで人生の質を向上させ、売上向上・離職率低下という成果につながると高い評価を得ている。
ホテル勤務時代のお客さまからの言葉「あなたのホスピタリティを後世に残してほしい」を胸に、日々人生をかけて、プロフェッショナルに必要な感性を伝える。
〜価値観の違いを知るために〜
前回の記事(本誌1月5・12日号掲載)で予告していた、価値観の違いを知るための体験ワークをご紹介します。
価値観や世界観は「違って当然なのだ」という気づきを得るために、周りの方と楽しみながら試していただけると幸いです。なおこの体験ワークは、2人以上での実施を推奨しております。
(ゲームの流れ)
① 食べ物を一つ決めます。(最初は好きなフルーツや野菜がやりやすいです)
② ①で決めた食べ物を思い浮かべて、連想するイメージを3つ書き出します。
③ 食べ物に対するイメージを書いた紙を見せ合います。
イメージが3つとも一致する確率は、私がこの2年間研修でやってきた限りでは10%以下ではないと思います。別の食べ物で2回目をすると、2回とも一致する確率はこれまで0%です。以前研修の中で「マンゴー」でやってみたときは、大半の方がマンゴーに対して好意的な言葉が並びましたが、マンゴーが嫌いな方が「南国臭が強過ぎ」と書いておられました。
この結果を通じ、人間の価値観が驚くほど異なっていることに気付くことができると思います。