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第4回 HOTERES Column 2018 組織力を高めるための効果的なコミュニケーション・アプローチ

第4回 ネットワークを構築する重要性

【月刊HOTERES 2018年04月号】
2018年04月06日(金)
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ザ・ペニンシュラ東京は、フォーブス・トラベルガイドで2016 年から3 年連続5 つ星評価を獲得するなど、国内ラグジュアリー市場をけん引する存在。その舵を取るのが2015 年末に総支配人に着任したソーニャ ボドゥセック氏だ。本誌では、ルームアテンダントから始まり総支配人として今日に至るまでのユニークな経験談を交えながら業界を超えた読者へのメッセージを綴る。

ザ・ペニンシュラ東京 総支配人
ソーニャ ボドゥセック 氏
Sonja Vodusek

オーストラリア出身。ブルーマウンテンインターナショナル ホテルマネジメント スクールでホテルマネジメントの学位を取得後、ロイヤルメルボルン工科大学で企業経営学を修了。大学時代には、約半年間、東京のシェラトン・グランデ・トーキョー・ベイ・ホテルのルームアテンダントとしてトレーニングを経験する。大学卒業後、約16 年間にわたり、プラハ、ワシントンDC、ヒューストン、東京、アイルランドのダブリン、シドニーに位置するフォーシーズンズの宿泊部門をはじめとしたラグジュアリーホテルにおいて経験を積む。2010 年9 月、ホテルマネージャーとしてザ・ペニンシュラニューヨークに入社。11 年4 月、ザ・ペニンシュラマニラの総支配人に就任。15 年12 月15 日より現職。
 
Data
ザ・ペニンシュラ東京

東京都千代田区有楽町1-8-1
☎03・6270・2888
http://www.peninsula.com/tokyo/jp

 
 これまで仕事を通して様々な人と出会い、あらゆる形でその方たちからサポートを受け、恵まれた環境でキャリアを築き上げることができてきました。その中でも、忘れることのできないメンターとの出会いがありました。ハウスキーピングのアシスタントマネージャーのポジションに就いた1996 年のことです。初めての管理職ということで、期待以上の結果を残したいという想いから、情熱と向上心に溢れていました。しかし今思うと、少し力みすぎていたのかもしれません。初めて部下を管理するという立場に、想像していたよりも戸惑うことが多く、壁にぶつかり、悩んでいました。当然ですが、円滑に仕事を進めることはできませんでした。そんな時、当時の人事部長から「あなたは部下に対して率直に物事を伝えすぎていて、協調性に欠けている。それでは部下はついてきてくれない」という指摘を受け、考えを改めることができました。それからの私は、様々なことを彼女に相談をするようになりました。数々のアドバイスを受けるうちに、お互いに理解し合い、非常に良い関係を築くことができ、お互いにその職場を離れた今でも密に連絡を取っています。もはや生涯のメンターと言っても過言ではない彼女との出会いには感謝してもしきれません。
 

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