2018 年は競争激化する市場の中、優勝劣敗が明確に見える年となりそうだ。その差を分けるのは、トップマネジメントが守りに入ってしまうのか、それとも攻め続けることができるかにあるだろう。
4 月から新しい事業年度が始まる企業も多いせいか、最近マネジメントたちとの会話にあがるのが来期の予算構想の話だ。どのホテルやレストランのマネジメントも今年のマーケットに対しては大きな期待をするのは難しいと考えているようで、楽観的な声を聞くことはない。ただ聞いていて残念なのは、その中で新しい取り組みを積極的に行なって売り上げを上げようという考えがないマネジメントもいることだ。「うまくコストコントロールをしてなんとかGOP 目標は確保したい」といった攻めの姿勢がまったくない人の話を聞いていると、それで今年の予算目標に対してはなんとかなったとしても、競争環境は厳しくなり続けているわけで、その先をどうしたいのかと言いたくなってしまう。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
Change Game
【月刊HOTERES 2018年03月号】
2018年03月23日(金)