テクノロジーや消費者の価値観など、われわれを取り巻く環境が急速に変化をしている。単純な作業や記憶力という点ではロボットやAI が人間を超える時代の中で、ホテルのトレーニング、教育がこれまでと同じで良いのだろうか。
昨年以降こちらでも何度も人工知能に関しては触れてきたが、他産業ではすでにそれらを採り入れた仕組みが導入され、人間の仕事をサポートする形で活躍している。本誌の新年号では「AI はホテル業界を変えるのか」と題して主要インターナショナルチェーンのAI に関する取り組みを紹介した。マリオット・インターナショナルで導入され始めたゲストの滞在提案をアドバイスしたり、リクエストに対応したりするAI システム「チャットボット」や、AI ではないもののシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツグループの「HotelJen」で導入されているデリバリーマシンの事例など、まだまだ初期段階ではあるがすでに取組事例も出始めている。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
“教育”を変えよ
【月刊HOTERES 2018年02月号】
2018年02月09日(金)