㈱オータパブリケイションズ 執行役員
山下裕乃
「頑張る」「努力」という言葉は私が小さなころはよく新年の書初めや新年度の思いとして筆で書き上げたものです。ところが今の世代や精神的疾患を持つ人にとって「がんばりましょう」「努力しましょう」という言葉はタブーとされています。「頑張れ」と声を掛けても「頑張れません」という回答が返ってきます。戦後の復興時には国民一人一人が明日の光のために努力を積み重ねてきましたからこそ、今の日本があります。先人たちの明日にかける希望や熱い思いはいったいどこへいってしまったのかと思うことが多々あります。
そんな矢先に「頑張る」「努力」という言葉は今もなお生き続けていることを発見しました。それは沖縄の女性経営者との出会いでした。もちろん“内地には負けたくない!”という気持ちもどこかにあるのかもしれませんが、日々、たゆまぬ努力を積み重ねています。