複雑な形状の館内廊下。木目の壁面が落ち着きと高級感を出した造りだ。
「Regent Suite」はベッドルームからもピカデリーを眼下に臨む理想的なスイートだ。
カフェ ロイヤルはパリの「Lutetia」などを展開する高級ホテルグループ、「The SET Hotels」の旗艦ホテルである。元々は19世紀後半に元フランスのワイン商人、Daniel Nicolas氏が1865年に創業したカフェがオリジナルである。1890年代には著名人が集う場所として有名になり、オスカー・ワイルドをはじめとしてチャーチルやミック・ジャガーなどがここに通い、ロンドンにおけるセレブの社交の中心地となっていった。2008年に修復工事のため、いったんクローズしたが、デヴィッド・チッパーフィールド率いるデザイン集団の手により、この歴史的な建造物は2012年に壮麗なホテルとしてピカデリーに門戸を開いた。
約 90㎡の広さを持つ洗練された「Regent Suite」のリビングルーム。
スタイリッシュなツインシンクの洗面コーナー。
独立したバスタブが広いバスルームの中央に置かれている。
「Regent Suite」から臨むピカデリーサーカス。カフェ ロイヤルはスイートを含め全 160 室を擁し、気品あるアーバンコンテンポラリー感覚の客室を擁したロンドン屈指の高級ホテルである。