ロビー階奥にある重厚なエレベーターホール。
ゴーリングはバッキンガム宮殿に近いという場所柄、海外の賓客や英国のロイヤルファミリーを多数迎えてきた由緒正しきホテルで、クラリッジスやコノートといったメイフェア地区の名門ホテルとは一味違う雰囲気だ。圧巻は、ここのハイティーの時間で、まさにロンドンの一握りのハイソサエティー歓談の場であり、良き時代の大英帝国の残照が垣間見える光景でもある。
客室から俯瞰するゴーリングのプライベートガーデン。
この庭はロンドンで2番目に広いプライベートガーデンと言われる。1番目は勿論、バッキンガム宮殿の庭である。
晴れた日にはガーデン側に用意されたテラス席もお勧めである。
ガーデン側から見た半地下にあるイベントホール。
小原 康裕
ホテルジャーナリスト
慶応義塾大学法学部法律学科卒。74年Munich Re 入社。85 年築地原健㈱代表取締役。2001 年投資顧問会社原健設立、代表取締役CEO。JHRCA、日本ホテルレストランコンサルタント協会理事。
www.jhrca.com/worldhotel
現在、筆者のホームページで「世界のリーディングホテル」を連載中。多くの美しい写真と興味深いコメントで、世界中のホテルとそれら関連都市を紹介。
おかげさまで拙著書「World's Leading Hotels」は好評を頂いておりますが、写真集第2弾「World's Prestige Hotels 世界の名門ホテル」をこの度、発刊しました。世界最高峰のホテルの華麗な写真と解説をぜひお読みください。