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第3回 小林武嗣 マーケティング・オートメーション時代がやってきた! 

第3回  ホテルシステムの概念に変革を

【月刊HOTERES 2017年06月号】
2017年06月09日(金)
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小林 武嗣( こばやし・たけし)
C&RM ㈱ 代表取締役社長
1968 年生まれ。東海大学文学部日本史学科卒業後、NEC ソフトに入社。大型汎用機を主体としたシティホテル向けPMS に携わる。96 年、NEC ソフト退社。現株式会社サイグナスを起業し、代表取締役に就任。2 年ほど製造業を主体とした開発に従事するが、97 年NEC と共同でNEHOPS-EEの開発を請け負い、日本初のパソコンシステムによる大型シティホテルの成功事例を作る。その後、NEHOPS-EE の開発センターとして全国のシティホテルに導入。2002 年、マイクロス・フィデリオジャパンとの協業を開始し、日本初のCRM システムをリリース。04 年、NEC ソフト時代の元上司の丸山に代表取締役を譲り、副社長に就任。その後、一貫してホテル業に対するCRM の普及をめざし活動。12 年には、CRM とRM の融合の実現を念頭にC&RM 株式会社を設立。
http://c-and-rm.com/

マーケティング・オートメーションの必要性と活用法とを解説する本連載。マーケティング主流の時代に対応するにはホテルシステムの概念に変革が求められると著者は語る。果たしてMA はホテル・マーケティング変革の処方せんとなるのか。第3回目は、マーケティング効果を妨げている二つの課題を通じて、その可能性を探っていきたい。

 
ホテルシステムの概念に変革を
これからのマーケティング主体の時代にホテルが適応するには、ホテルシステムの概念そのものを変革しなければ難しいと筆者は考えています。前回述べた通り、マーケティングは組織を横断して波及効果を与えるものです。しかし実際は、業務システムとWEB システムの取得データは横断的に活用されておらず、マーケティング効果を上げられていません。本来であれば、見込み客育成を可能にするはずのデータが十分に生かされていないのです。一方でマーケティングの活動自体にも多くの課題を残したままです。
 

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