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Vol.1 2017年1月6・13日号新年号 特 集 Ⅱ 私が後継者に求める資質 Vol.1 カトープレジャーグループ 代表取締役 兼 CEO 加藤 友康 氏

レジャー事業に大切なプロデュースワーク

【月刊HOTERES 2017年01月号】
2017年01月06日(金)
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「トータルプロデュース」がキーワード
 これからのレジャー事業は、国が掲げる観光立国の推進に大きな役割を担っていきます。カトープレジャーグループでは、ホテル、フードサービス、スパ、ラグジュアリーリゾート、公共リゾート、エンターテインメントなど、総合的なレジャー事業開発の実現を基幹コンセプトとして「トータルプロデュース」をキーワードに、多岐にわたる事業を展開しています。トータルプロデュースとは、想定したコンセプトに基づいて業態開発から日常のオペレーションまで一貫して行ない、その事業の収益・リスクにまで責任を持つという独自のシステムです。その事業の多くはクライアント様からのご依頼によるもので、一つとして同じものはありません。流行りや時代だけでなく、制度など社会的な変化にも対応し、より良いサービスと感動を提供し続けることが肝要です。そのため、私たちはフレキシブルで、オールラウンドな企業体を常に構想しています。
 
 カトープレジャーグループが創立以来50 年以上もの歩みを続けてこられたのは、たくさんのご縁と教えがあったからこそだと感じております。中でも、幸せなことに今、私の周りには、大切な事業を託せるボードメンバーがいますが、その顔ぶれは新卒から務めてきた生え抜きや長年会社を支えていた者、専門性に特化している者などさまざまです。「託す」とは、私の命綱を預かってもらうことを意味し、この「託す経営」は、組織が進化するためには欠かせない要素だと考えています。現在では、全国に事業所を展開し、総スタッフ数は約3500名になりましたが、企業規模が大きくなるとそれぞれの責任が希薄になり、組織の衰退化が予想されます。そのため、決して事業規模を大きくすることだけを目的とせず、業態の多様性やシナジー効果を生かした成長の方向があると考えた結果、2004 年からコングロマリット構想に着手し、その問題を解決してまいりました。それぞれの事業スキームやカテゴリーに対応した子会社の集合体として、お互いにフレキシブルに影響し合える環境をつくりだすことができたため、昨年も多角的な施設を開業することができました。

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