われわれのいるホスピタリティー業界はすでに深刻な人材不足という課題に直面しているにもかかわらず、東京五輪やIR など業界への期待値からホテル開発はまだまだ続くであろう。そのような中で優秀な人材を獲得するために、トップたちが協力しあって業界全体でホスピタリティーの仕事の魅力を業界外に発信をしていくべきではないだろうか。
日本のホテルやレストラン業界では人材不足が深刻化しているが、それはアメリカでも同様のようだ。昨年、ホテル・レストラン経営学科も持つポールスミス大学の校長を務めるCathyS. Dove 氏が来日し、話を聞く機会があった。Dove 氏によると、米国でもホテルやレストラン業界の人不足は深刻な課題となっており、より多くの若い人材を業界に迎えるために、中学生や高校生に対していかにこの業界の魅力を伝えるかということに数年前から真剣に取り組んでいるという。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
この仕事の魅力を伝えるということ
【月刊HOTERES 2017年03月号】
2017年03月03日(金)