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Vol.23 2017年新年号 特集Ⅰ「わが社の10年後」  Vol.23  富士屋ホテル㈱ 代表取締役社長 勝俣 伸 氏

創業150周年に向けて

【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年01月06日(金)
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富士屋ホテル㈱ 代表取締役社長 勝俣 伸 氏

創業150周年に向けて
 
 当社は明治11(1878)年創業、今年で139 年目を迎えます。これまで幾多の試練を乗り越え今日までホテル経営を続けてこられたことは、先達による不断の努力に加え、このホテルを愛し代々ご利用いただく多くの顧客の皆さま、パートナー企業の皆さま、そして、オーナーシップのご理解とご支援のたまものであると心より感謝いたしております。
 
 今後の10 年を考えると、国内においては、人口の減少と高齢化率の上昇が確実に進んで行くと予測されます。世界においては、中国のGDP が米国に拮抗し、インドの人口が世界1 位になると言われています。宇宙開発や医療分野などにも大きな発展が期待されます。ICTの利活用によりライフスタイル、ワークスタイルの変革が急速に進み、人口知能の実用化でロボットによる作業が増え労働力不足が補完されていきます。そのような中、国内観光産業は国際交流人口の成長により着実な歩みを続けるものと思いますが、そこには人による「おもてなし」の提供が必要であり、女性や高齢者の活躍推進が業界全体の課題であると考えております。
 
 当社における10 年後は、満150 周年の節目を迎える時期にあたります。創業の精神である「至誠」を守り、意欲ある女性社員の力、知見豊かな経験者の技術を活用することにより、事業環境の変化に対応し、顧客の期待に応えるサービスをたゆまず続けてまいります。そして、皆々様から愛され続けるホテルでありたいと考えております。
 
 
富士屋ホテル
http://www.fujiyahotel.jp/

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