マーケットが変化し続ける中で、今までと同じ縮小し続ける市場で戦い続けるのか、それとも思い切って伸びしろのある別のステージでの勝負に切り替えるのか。後発の怖いもの知らずなプレイヤーも参入してくる中で、これまでの延長線上だけでは生き残っていくことは容易ではない。ときにトップ自らが率先し、新しいチャレンジをする機会をつくっていくことも必要だろう。
グーグル社のアストロ・テラー氏は、さまざまな最先端プロジェクトを手がける研究部門「グーグルX(Google X Lab)」を統括している。人工知能分野の博士号を持っている同氏は、エンジニアだらけの組織「グーグルX」に衝撃を与える刺激役として招かれた。彼の仕事を一言で表せば、「でかい夢」を語ることらしい。例えば自動走行車、AR(拡張現実)のグーグルグラス、成層圏に浮かべた気球によるWi-Fi網などがこれまでの成果だ。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
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【月刊HOTERES 2016年12月号】
2016年12月09日(金)