大阪でのホテル改装ラッシュが続いている。その中で和と洋の伝統美が息づくウェスティンホテル大阪が、“ 東洋と西洋の文化が初めて触れ合った安土桃山時代と西洋の融合”(1993 年開業時からのホテルコンセプト)に加えて、水が潤う大地・大阪のイメージを重ね合わせたエグゼクティブクラブフロアをリニューアル。スイート16 室を含む58 室を7 月14 日から営業を開始した。
クラブフロアは26 階から30 階の5 フロア。26 階には専用ラウンジがついている。クラブフロアに一歩足を踏み入れると、これまでとは明かに違う空間が目に入ってくる。エレベーター前のカーペットデザインの美しさにはっとさせられると同時に、ホールの壁には黒を基調としたガラスに気品ある金色の細い線が波を表すように無数に描かれており、まさしく埋め込まれた飾り棚の中には安土桃山時代に花開いたといわれる漆塗りの置物が設置され、そのデザイン力に目を奪われる。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
ウェスティンホテル大阪がクラブフロアをリニューアル
【月刊HOTERES 2016年07月号】
2016年07月15日(金)